医の散歩道

HOME > 医の散歩道 > 第73回 国立科学博物館 特別展  

2018年4月配信

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人体展 ―神秘への挑戦―

梅雨入り前のこの時期は散歩に絶好の季節。新緑美しい東京・上野公園にある国立科学博物館で行われている特別展をご紹介します。上野公園は東京国立博物館や国立西洋美術館、パンダのシャンシャンで注目の上野動物園などの文化施設が多い場所。カフェやレストランも充実で、一日をゆっくり歩いて楽しめる、都内でもおすすめの散歩道です。

 
今回の「人体 ―神秘への挑戦―」は ― 人間の体の仕組みを理解するために人類がどのような努力を重ねてきたのかを振り返ると同時に、現在の人体観や最新知見も紹介し、人体研究の今と昔を概観する展覧会です。レオナルド・ダ・ヴィンチの「解剖手稿」や、ヴェサリウスの解剖図譜『ファブリカ』、19世紀にヨーロッパから輸入された紙粘土製の人体模型「キンストレーキ」などの貴重な歴史資料を展示します― というもの。貴重な歴史的資料も最先端の研究成果もインターネットで検索できる時代ですが、実物を見る楽しさは格別です。

 
数多い見どころの中でもおすすめは、ルネサンス期に活躍したレオナルド・ダ・ヴィンチの『解剖手稿』。精密なデッサンとともに、脳室の意義や心臓の流体力学などについて奔放に考えを巡らせたダ・ヴィンチの思索の跡がうかがえます。開いているページに、有名な「鏡文字」はあるでしょうか? こちらもぜひ、チェックしてみてくださいね。本展初公開の資料では、癌の分子標的治療への応用が進められている次世代シークエンサ、ゲノム解析技術でよりリアルによみがえった縄文人の復元顔相も。こちら、約3800年前の礼文島に住んでいた女性だそうですよ。

2017年秋から8回にわたって放送されたNHKスペシャル「人体 神秘の巨大ネットワーク」はご覧になりましたか? この番組と連動した展示コーナーは、臓器を動かす司令塔は脳であるという考え方から、臓器同士も直接コミュニケーションを取っているという新しい人体の見方によるもの。臓器間のやり取りを色や音で表した「ネットワークシンフォニー」は、人体内を散歩する感覚かも!? “驚くほど美しく、騒がしい人体”の世界を体感できます。

※レオナルド ・ダ・ヴィンチ「解剖手稿」より頭部断面、脳と眼の結びつき部分 1490-92年頃
ウィンザー城王室コレクション所蔵
Royal Collection Trust/© Her Majesty Queen Elizabeth II 2018

 
画像提供:国立科学博物館

国立科学博物館 東京都台東区上野公園7-20 TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
URL:http://www.kahaku.go.jp/
公式サイト「人体 ―神秘への挑戦―」
URL:http://jintai2018.jp/outline/

開館時間 9:00~17:00
※金・土曜日は20:00まで
※4月29日(日)、4月30日(月・振替休日)、5月3日(木・祝)は20:00まで
※5月1日(火)、5月2日(水)、5月6日(日)は18:00まで
※入館は各閉館時刻の30分前まで
特別展
入場料金
一般・大学生 1600円
小・中・高校生 600円
休館日 月曜日
※4月30日(月・振替休日)、6月11日(月)は開館
アクセス JR「上野」駅公園口から徒歩5分
東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅から徒歩10分
京成線「京成上野」駅から徒歩10分

 

 

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