医の散歩道

HOME > 医の散歩道 > 第74回 島津製作所 創業記念資料館  

2018年6月配信

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今回ご紹介する島津製作所 創業記念資料館のある京都市木屋町は、近くを流れる高瀬川にかかる春の桜や夏のしだれ柳と、風情のある街並みが観光客に人気の地域です。島津源蔵がこの地で創業したのは明治8年。当時は、舎密局(理化学研究所)や勧業場などが設けられた産業振興政策の中心だったそう。「京都企業」の強さを垣間見る、一味違った京散歩にお誘いします。

ダイアナ号 この資料館には、創業者の初代島津源蔵(1839-1894)および初代源蔵の急逝により26歳で家督を継いだ長男の二代島津源蔵(1869-1951)の足跡を偲ぶ資料と、創業以来の理化学器械などが展示されています。1階受付を過ぎて大きく目に入ってくるX線装置「ダイアナ号」は、衣装ダンスのような木製キャビネットの筐体に高電圧発生装置、変圧器、整流装置などを収めた圧巻の巨大装置。昭和11年頃まで製造・販売されていたものだそうです。

初期のGS蓄電池(複製:携帯用S2型) 二代源蔵は、レントゲン博士のX線発見から11カ月後の明治29年に早くもX線写真の撮影に成功。生涯を通じての発明考案は178件におよび、「日本のエジソン」と称された人物です。この時期、分光写真器、電子顕微鏡からマネキンまで多岐にわたる製品が開発製造されていますが、身近なところでは「島津源蔵」の頭文字をつけた製品「GSバッテリー」があります。明治30年にGS蓄電池を完成させた二代源蔵は、資源のない日本には電気自動車がよいとして、自身は長く電気自動車を愛用していたというエピソードが残っています。

2階展示室にはウイムシャースト感応起電機やガスクロマトグラフ GC-1Aなどさまざまな器械/機器と解剖模型や標本などが展示されています。そして、展示室の最後には、坂を上っているような錯覚コマや、衝突の原理を説明する鉄球などで自由に遊べる「おもしろ実験コーナー」が。子ども達に実験することの楽しさを伝えるコーナーを広く取ってあるところが、「ものを作るよろこび」を誰より知っていた源蔵父子を顕彰するこの資料館の真髄かもしれません。大人のみなさんもぜひ遊んでみてください。意外な発見があるかもしれませんよ。

島津製作所 創業記念資料館

島津製作所 創業記念資料館 京都市中京区木屋町二条南 TEL:075-255-0980
FAX:075-255-0985
URL:https://www.shimadzu.co.jp/visionary/memorial-hall/

開館時間 9:30~17:00 (入館は16:30まで)
入館料 大人:300円 中高生:200円 小学生以下:無料
※ 障害者手帳をお持ちの方と介添者1名まで無料
  ただし、2階展示室へのエレベータなし
※ 団体(20名以上、要予約)は2割引
休館日 水曜日(祝日の場合は開館)
年末年始
アクセス 京阪電車「三条駅」徒歩約7分
地下鉄東西線「京都市役所前駅」2番出口から徒歩約2分
市バス「京都市役所前」徒歩約2分

 

 

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