医の散歩道

HOME > 医の散歩道 > 第75回 韮崎大村美術館  

2018年8月配信

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2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大学特別栄誉教授・大村智博士が館長を務めるのが、今回ご紹介する韮崎大村美術館。2007年に博士の私設美術館として故郷である山梨県韮崎市に開館、翌年に市に寄贈されています。2017年9月には少年時代をたどる品々や研究関係の資料、趣味で集めた美術品を展示し、その人となりを紹介する大村智記念室も新設されました。芸術も実りの秋も待ち遠しい、季節先取りの散歩道です。

展望室より 岡本彌壽子の作品「暁の祈り」との出会いをきっかけに、女流作家の絵画を積極的に収集してきた大村博士。これが、女流作家の作品の収集、常設という美術館の特色となっています。もう一つの特色は、八ヶ岳連峰、富士山までを一望できるその眺望。施工の際には、博士自らやぐらに登って2階の床の高さを決めたそうです。「なかなかここまで徹底して眺望を見極めてつくった美術館は少ないのではないかと自負しております」(著書『人生に美を添えて』より)とのこと。自慢の風景、ぜひ見てみたいですね。

近年、美術作品をコレクターごとにまとめて展示する展覧会が増えています。コレクターがどうしてこの作品を購入したのか、どんな基準で作品を選んだのか。コレクター像を知ることで、美術作品の別の魅力を引き出そうという試みです。創薬研究開発者として、26もの医薬品の実用化に成功している大村博士の感性が選び出した作品群にどんな魅力が見出せるのか、また、施工からかかわったこの館の企画意図は何か。そんな見方も楽しんでください。アート・コレクションに興味がある人には、きっと、ヒントが見つかる美術館です。

百寿記念―堀 文子展 展覧会紹介:百寿記念―堀 文子展
2018年9月8日(土)-12月2日(日)水曜定休
日本画家・堀文子の百歳を記念した展覧会。堀は長きにわたる画業の中で、さまざまな技法に挑戦しながら、自然を師と仰ぎ、身近な動植物や四季の移ろいなどを描きとめてきました。本展では、「花・草木」、「鳥獣」、「極微の世界」などのテーマ別に構成し、堀が見つめてきた視点を切り口にその画業をたどります。その他、画文集などで発表された画家自身の言葉も紹介。作品と共にその制作精神や生き方にも迫ります。

韮崎大村美術館

韮崎大村美術館 山梨県韮崎市神山町鍋山1830-1 TEL:0551-23-7775
URL:http://nirasakiomura-artmuseum.com/

開館時間 4月-10月  10:00-18:00
11月-3月  10:00-17:00
(入館は、いずれも閉館の30分前まで)
観覧料 一般・大学生 500円 (20名以上団体料金420円)
小・中・高校生 200円 (20名以上団体料金160円)
※ 障害者手帳をご持参の方はご本人と介護の方が1名無料
※ 韮崎市内に在住・在学の小中高生は無料
休館日 水曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)
展示替え期間(詳しくはホームページでご確認ください)
年末年始(12月29日-1月3日)
アクセス 車/中央自動車道「韮崎」ICから10分(約4km)
電車/JR中央本線「韮崎」駅からタクシー約10分、または上円井上行きバス「韮崎大村美術館前」下車徒歩2分

 

 

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