医の散歩道

HOME > 医の散歩道 > 第77回 港区立郷土歴史館  

2018年12月配信

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今回ご紹介するのは、2018年11月1日にオープンしたばかりの「港区立郷土歴史館」。歴史的な建造物をはじめ、自然環境、町並み、風習などを住民の生活の一部として活用しながら保存するという「リビング・ヘリテージ」という取り組みのもと、1938年竣工の旧公衆衛生院を保存・活用した博物館です。

中央エントランス 建物を設計した内田祥三(うちだよしかず、1885-1972)は、東京深川に生まれ、東京帝国大学(現・東京大学)建築学科卒業。のちに東京帝国大学総長を務めた人物です。鉄骨鉄筋コンクリート造、スクラッチタイルの外壁を持ち、「内田ゴシック」と称されるこの建築様式のルーツは、19世紀当時アメリカの大学で人気のあった「カレッジ・ゴシック様式」だそう。壮大な外観とともに、階段の手すり、窓や天井の意匠など、当時の面影をよく残した内部構造も必見です。

地上6階地下1階、延床面積約15,155平方メートルの建物には「ゆかしの杜」という愛称がつけられています。中には、郷土歴史館のほか、がん在宅緩和ケア支援センター、区民協働スペース、子育て広場や学童クラブなども併設されています。これからの長い時間を、子供からお年寄りまで、地域の人々とともに歩んでゆく、そんな「リビング・ヘリテージ」の誕生です。

浮世絵「東海道日本橋品川間 高輪 由良之助」港区立郷土歴史館蔵 六本木、赤坂、青山、麻布など洗練されたモダンなイメージの強い東京都港区ですが、その歴史は古く、常設展には港区出土の縄文土器や貝塚の資料やクジラの骨格標本も展示されています。また、赤穂浪士と泉岳寺、愛宕山や芝神明宮祭礼など港区ゆかりの浮世絵は歴史館のホームページでも見ることができます。また、来年1月27日まで「港区文化財保護条例施行40周年記念・港区立郷土歴史館開館記念特別展 港区指定文化財展-悠久の旅人-」が開催されています。この機会に、ぜひ足を運んでみてください。

港区立郷土歴史館

港区立郷土歴史館 東京都港区白金台4-6-2 ゆかしの杜内 TEL:03-6450-2107
URL:https://www.minato-rekishi.com/

開館時間 午前9時~午後5時
※土曜日のみ午前9時~午後8時
※常設展示および特別展示の入館受付は、閉館の30分前まで。
常設展観覧料 一般 300円(団体240円)
小・中・高校生 100円(団体80円)
※特別展は別料金。
休館日 毎月第3木曜日(祝日等の場合は開館し、その前日の水曜日に休館)
年末年始(12月29日~1月3日)
アクセス 東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線「白金台」駅下車 2番出口徒歩1分 都営バス「白金台駅前」下車徒歩1分

 

 

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