医の散歩道

HOME > 医の散歩道 > 第79回 板橋区立 赤塚植物園  

2019年4月配信

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今回の散歩道は、東京都板橋区立 赤塚植物園です。中でも「医の散歩道」でご紹介したいのは、薬草と新元号・令和の出典となった『万葉集』に詠まれた植物を集めた「万葉・薬用園」。本園に併設された約1800㎡の敷地に、万葉植物約170種、薬用植物約50種が植えられています。改元の祝賀ムードと五月晴れにお勧めの散歩道です。

サンシュユ(山茱萸) 赤塚植物園を訪れたのは3月末。板橋区の花・ニリンソウが花を咲かせていました。根茎は生薬の地烏(ジウ)で、リウマチや打撲傷に効果があるそうです。山菜としても親しまれていたそうですが、東京都区部では準絶滅危惧種にリストアップされています。薬用植物ではサンシュユが満開でした。生薬のシャクヤク、キキョウ、クチナシなどもあり、花時が楽しみです。『万葉集』の「春されば まず三枝(さきくさ)の 幸くあれば 後にも逢む な恋ひそ吾妹」(柿本人麻呂)に詠まれた「三枝」であるという説も有力な和紙原料のミツマタの花は春の季語にもなっていますね。

ミツマタ(三椏) 赤塚植物園は、本園と万葉・薬用園を合わせて総面積約1ヘクタールと小ぶりですが、丘陵地を活かして果樹園や針葉樹の森、池や湿地帯、野草の道や日本庭園などバラエティに富んだエリアを設置してあり、山地、草地、湿地のそれぞれの植物が楽しめます。鬱蒼としたジャングルも、珍しい植物もありませんが、すっきりと手入れの行き届いた草木は、しっかりと根を張って、実直に生きている感じがします。生き生きとした植物は昆虫を呼び、昆虫は鳥を呼び…小型猛禽類のツミの営巣やダイサギも観察されたという豊かなビオトープがここにはあります。

園の近くには高さ13mの東京大仏(乗蓮寺:板橋十景)、不動の滝、区立郷土資料館、6月29日にリニューアルオープンを控えた区立美術館もあり、一日かけてこれらをゆっくり回る赤塚散策コースもお勧めですよ。

板橋区立 赤塚植物園

板橋区立 赤塚植物園 東京都板橋区赤塚5-17-14 TEL:03-3975-9127
URL:http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/065/065807.html

開館時間 9:00~16:30(12月は16:00まで)
入園料 無料
休園日 12月29日~1月3日(年末年始)
【休室日】事務室・緑の相談室がお休みの日
毎週月曜日、第1・3・5火曜日(月曜・火曜が祝日の場合は直後の平日)
※事務室がお休みの日でも園内はご利用いただけます
アクセス 東武東上線
「成増駅」北口からバス「赤塚八丁目」下車、徒歩5分。または「成増」駅、「下赤塚」駅より徒歩16分
都営三田線
「志村三丁目」駅からバス「赤塚八丁目」下車、徒歩5分。または「高島平」駅からバス「区立美術館」下車、徒歩5分。または、「新高島平」駅から区コミュニティバス「区立美術館入口」下車、徒歩5分。「西高島平」駅より徒歩20分
※ 駐車場はありません

 

 

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