医の散歩道

HOME > 医の散歩道 > 第86回 神田須田町巡り 

2020年
              7月配信

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翻訳センターオフィスのある東京では新型コロナウイルス感染の拡大が続いています。Stay Homeは解除されていますが、お出かけはしばらく不自由です。こんな時のお散歩は観光名所ではない、普段着の東京へ。秋葉原駅近くにあって古き良き昭和初期の姿を色濃く残す、千代田区神田須田町をご紹介します。

 
東京は第二次世界大戦中に100回以上の空襲を受けています。特に1945年の東京大空襲(下町空襲)は罹災者100万人超という大規模なものでした。今回の散歩場所、神田須田町は、墨田区向島と並び、奇跡的に空襲による火災を免れた地区です。火事の熱で干上がっていく神田川の泥や、水気のあるものなら豆腐までを火に投げつけて町を守ったという話が伝わっています。この地区で昭和初期の風情を特に強く感じさせるのは、当時の建物のまま商いを続けている「食べもの屋」が集中した一角です。上段の画像はそのうちの1件、創業天保元年(1830年)、あんこう鍋の「いせ源」です。昭和5年に建てられ、東京都選定歴史的建造物に指定されています。夏場は「あんこう柳川鍋」が名物だそうですよ。
 
これら「食べもの屋」は、美食家でも有名な小説家・池波正太郎のエッセイ『食卓の情景』で紹介され、ご存じの方も多いのではと思います。「いけ源」の向かいには「むかしの東京の汁粉屋というものの匂いが、そのまま残っている」と描かれた、お汁粉屋の「竹むら」があります。最近ではアニメ「ラブライブ!」のモデルとして知られ、いわゆる「聖地」として若者にも知られるようになりました。

そのほか「かんだ やぶそば」、鳥すき焼きの「ぼたん」、とんかつ「万平」など、東京で老舗と呼ばれる飲食店が並びます。と、神田須田町の味めぐりをご紹介してきましたが、最後は「医の散歩道」らしく病院建築をご紹介します。1929年建築、国登録有形文化財(建造物)指定の「山本歯科医院」です。モダンな窓枠、右から左に書かれた看板、壁面を飾るひし形装飾などが特徴です。懐かしさを感じさせる内装は公式サイトで見ることができますよ。
 

神田須田町 東京都千代田区神田須田町一丁目、二丁目 最寄り駅
東京地下鉄神田駅、淡路町駅
JR神田駅
都営地下鉄岩本駅、小川駅
※写真は神田の氏神様「神田明神」

関連サイト いせ源 https://isegen.com/
山本歯科医院 http://ymmtdc.site/
神田明神 https://www.kandamyoujin.or.jp/
  

 

 

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